まな先生解説
こころ質問
すい要点整理
1.現金が見つからなくても、出金後の行き先から分かる
| 食い違い | 確認すること | 最初に探す資料 |
|---|---|---|
| 出金額より現金が少ない | 支払い、別の保管先、口座への戻入 | 領収書、入金明細、受渡し記録 |
| 出金額より現金が多い | 以前からの現金、別口座の出金、家族資金の混在 | 古い通帳、家計簿、封筒のメモ |
| 現金が見つからない | 誰が引き出し、誰に渡したか | 出金記録、当時の連絡、保管者の説明 |
| 家族ごとに説明が違う | 実際に見たことか、後から聞いたことか | 日付のある記録、支払先の資料 |
2.最初の分岐は「死亡前の出金か、死亡後の出金か」

| 出金の時点 | 死亡時のお金の状態 | 二重計上を防ぐ確認 |
|---|---|---|
| 死亡前に出金し、未使用 | 手元の現金として残っている | 死亡時の預金残高に加え、残った現金を確認 |
| 死亡前に出金し、一部を支払い | 未使用分が現金として残っている | 出金額をそのまま全額加えない |
| 死亡後に出金 | 死亡時には預金だった | 死亡時の預金に含めた額を、現金として再加算しない |
3.領収書があっても「親の現金から払った」とは限らない
| 支払日 | 支払先・用途 | 金額 | 実際の支払者・支払方法 | 親の現金からの精算 |
|---|---|---|---|---|
| 記入例:死亡前 | 病院・入院費 | 20万円 | 長女の口座振込 | 未確認 |
| 記入例:死亡後 | 葬儀社 | 80万円 | 親の封筒から現金払い | 支払済み・領収書あり |
4.残った現金から死亡時残高を戻す計算例
| 順番 | 出来事 | 保管中の現金残高 |
|---|---|---|
| 1 | 以前からの手元現金 | 100万円 |
| 2 | 死亡前に預金から300万円を出金 | 400万円 |
| 3 | 死亡前に、この現金から医療費40万円を支払い | 360万円 |
| 4 | 死亡 | 360万円 |
| 5 | 死亡後に預金から50万円を出金し、同じ場所へ | 410万円 |
| 6 | ここから葬式費用120万円を支払い | 290万円 |
| 7 | 残額を家族で確認 | 290万円 |
5.差額が消えないときは、保管者と持ち主を別々に確認する
- 引き出した人に、受取人・日付・金額・目的を確認する。
- 受け取った人に、残額とその後の移動を確認する。
- 家族口座に入れたなら、対応する入金とその後の支払いを照合する。
- 「預かり」「立替精算」「贈与」という説明を支える当時の資料を探す。
6.照合できないまま期限が近づいたら、未確認事項ごと相談する
- 死亡日、申告期限、申告済みかどうか。
- 出金・支払い・保管場所の移動を並べた時系列表。
- 通帳や領収書で確認できた金額と、家族の記憶だけの金額。
- なお説明できない差額と、既に確認した相手・資料。
最終確認日:2026年9月21日。




