相続手続きの流れ

相続 残高証明書 取り方|親の相続で4つの質問から書類と費用を決める

親の相続で預金の残高証明書が必要な方へ。必要書類、ゆうちょ・メガバンクの公式手数料(1通770〜1,100円)と日数、口座が分からないときの調べ方、定期預金の経過利息を4つの質問で整理し、取る書類と総額を決められます。

相続 残高証明書 取り方|親の相続で4つの質問から書類と費用を決める
まな先生解説
こころ質問
すい要点整理

相続の残高証明書の取り方は?全体の流れを先に結論

項目公式案内で確認できた内容
手数料三菱UFJ銀行770円、三井住友銀行・みずほ銀行880円、ゆうちょ銀行1,100円(いずれも1通・税込)
届くまでみずほ銀行 約1〜2週間、三菱UFJ銀行(相続用) 3〜4週間程度
基準日亡くなった日を指定する
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そもそも残高証明書とは?必要かどうかの判断チャート

そもそも残高証明書とは?必要かどうかの判断チャート

4つの質問で決める判断チャート

  • Q1 口座はすべて分かっていますか?
  • いいえ → 口座調査ルートへ。①ゆうちょの現存調査(無料)→②相続時預貯金口座照会(1件5,060円・亡くなった人がマイナンバーを紐づけた口座だけ)→③株や投資信託がありそうなら、ほふりの開示請求(7,700円、一覧図ありで6,050円)。調べ終えたらQ2へ
  • はい → Q2へ
  • Q2 遺産総額が基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人の数)を超えそうですか?
  • はい → 全口座の残高証明書をそろえる
  • いいえ → 遺産分割で揉めそうなら残高証明書を取る。揉めないなら通帳の記帳で足りる場合もあります
  • Q3 定期預金や定額貯金がありますか?
  • はい → 経過利息計算書(または既経過利息の証明)も依頼。満期前の利息は期限前解約利率で計算される場合がある点に注意
  • Q4 亡くなる前の引き出しや、同居家族の管理に疑問がありますか?
  • はい → 取引履歴も請求。相続人1人で開示を求められるとした最高裁判決があります
あなたの状況取る書類
基礎控除以下・揉めない・口座が分かる通帳の記帳(必要なら残高証明書)
相続税の申告が必要全口座の残高証明書
上記+定期預金あり+経過利息計算書
上記+引き出しに疑問+取引履歴(必要な月数)
上記+口座が不明+現存調査・口座照会・ほふり開示
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注意

基礎控除を超えるかどうかは、預金だけでなく不動産・株・生命保険なども含めて判断します(国税庁 タックスアンサーNo.4152)。迷うときは、早めに税理士へ相談してください。

残高証明書の相続での必要書類は?窓口前チェックリスト

持ち物と事前確認のチェックリスト

項目メガバンクゆうちょネット銀行確認欄
死亡の記載がある戸籍(除籍)謄本○○各社で確認□
相続人だと分かる戸籍謄本○○各社で確認□
法定相続情報一覧図の写しみずほ銀行は戸籍の代わりに可窓口で確認各社で確認□
請求者の実印と印鑑証明書○(有効期限は各行で確認)印章各社で確認□
本人確認書類○○各社で確認□
通帳・キャッシュカードあれば持参あれば持参口座番号を控える□
基準日(死亡日)の指定必ず伝える必ず伝える必ず伝える□
経過利息の証明を頼むか定期預金があれば定期・定額貯金があれば定期預金があれば□
受付方法三菱UFJは事前に相続発生の連絡が必要貯金窓口で請求書を出す各社の相続ページで確認□
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注意

戸籍の広域交付(2024年3月1日〜)は、請求する本人が窓口へ行くときだけ使えます。郵送や代理人では使えず、兄弟姉妹の戸籍は対象外です(法務省)。

戸籍の広域交付で楽になる人・ならない人

法定相続情報一覧図を先に作る

残高証明書の請求手順と金融機関ごとの違い

基本の5ステップ

  1. 金融機関の相続窓口へ連絡し、亡くなったことを伝える。連絡後は口座の入出金が止まります
  2. 必要書類と、窓口・郵送・Webのどれで受け付けるかを聞く
  3. 請求書に、基準日=死亡日、通数、経過利息の証明を頼むかを書く
  4. 手数料を払う(支払い方法は金融機関ごとに違います)
  5. 届いたら、名義・基準日・口座番号・金額を確かめる

ゆうちょ銀行で残高証明書を相続用に取る方法

  • 貯金窓口で「貯金残高証明請求書」を出す。証明書は即日渡しか、後日郵送です(ゆうちょ銀行「残高証明書の発行」)
  • 手数料は1通1,100円。貯金の種類が違えばそれぞれ手数料がかかります(ゆうちょ銀行 料金ページ)
  • 口座が分からないときは、先に「貯金等照会書」で現存調査を頼む。調査は無料で、結果は郵送されます。見つかった口座の残高証明書は別に手数料がかかります

メガバンクの違い

金融機関残高証明書経過利息の証明届くまで
三菱UFJ銀行1通770円経過利息計算書 1通2,200円3〜4週間程度(普通郵便)
三井住友銀行1通880円相続窓口で確認約1〜2週間(個人向けの通常案内)
みずほ銀行業務分野ごと1通880円既経過利息証明 1通2,200円約1〜2週間(郵送)
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相続で銀行口座の調べ方は?3つの調査を費用で比べる

調査費用分かる範囲期間・条件
ゆうちょの現存調査無料(残高証明書は別途1通1,100円)名義人のゆうちょ口座結果は郵送
相続時預貯金口座照会1件5,060円(返金なし)亡くなった人がマイナンバーを紐づけた口座結果まで1か月程度・死後10年まで
ほふりの開示請求7,700円(一覧図の写しを出せば6,050円)証券口座がある証券会社・信託銀行など株や投資信託がありそうなとき
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相続時預貯金口座照会のしくみ

  • 申込みは金融機関の窓口で行い、取引のない金融機関でも申し込める(預金保険機構の委託先に限る)
  • 手数料は1件5,060円(税込)で、受付後は結果にかかわらず返金されない
  • 申込みから結果通知まで1か月程度。対象は死後10年までの照会

編集部がすすめる調べる順番

残高証明書の経過利息とは?定期預金で別に取る書類と計算例

財産評価基本通達203のルール

預貯金の価額は、課税時期における預入高と、同時期現在において解約するとした場合に既経過利子の額として支払を受けることができる金額(源泉徴収されるべき所得税の額に相当する額を控除した金額)との合計額によって評価する。ただし、定期預金、定期郵便貯金及び定額郵便貯金以外の預貯金で既経過利子の額が少額なものは、預入高によって評価する(国税庁 財産評価基本通達203)

満期前は「期限前解約利率」で計算される

計算例:1,000万円・年0.50%・182日

段階計算金額
税引前の利息10,000,000円×0.50%×182÷365約24,931円
20.315%を差し引いた場合24,931円×(1−20.315%)約19,866円
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注意点・リスク

口座の凍結

預金の引き出しと相続放棄

申告期限

具体例・ケーススタディ:費用の総額はいくら?

取る書類単価数量小計
残高証明書(三菱UFJ)770円2通1,540円
経過利息計算書(三菱UFJの定期)2,200円1通2,200円
残高証明書(ゆうちょ)1,100円2通2,200円
取引推移表(三菱UFJ)330円12か月3,960円
相続時預貯金口座照会5,060円1件5,060円
ほふり開示(一覧図あり)6,050円1件6,050円
ゆうちょ現存調査無料1件0円
法定相続情報一覧図の写し無料必要通数0円
戸籍(除籍)謄本市区町村の手数料必要通数別途
合計21,010円+戸籍代
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まとめ:まず「要るか」、次に「どこにあるか」

よくある質問

残高証明書は即日発行できますか?

きょうだいが通帳を見せてくれません。相続人1人で請求できますか?

普通預金にも経過利息の証明は必要ですか?

※本記事の最終確認日:2026年11月3日。手数料・手続きは変わる可能性があるため、最新情報は国税庁・法務省・各金融機関の公式情報でご確認ください。

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